UK 60年代の雑誌 [2]:Town Magazine「国際諜報局」特集

Town Magazine - April,1965

昨日に引き続きTown Magazine。これは落札しそこねたやつ…

65年4月号はマイケル・ケインの映画「国際諜報局」の特集で表紙はM36を握る女。
レザーのガーターリングをメリケンサック、銃弾、眠らせる楽入り注射器など物騒なアイテムで飾った彼女は二重スパイか手練の殺し屋で、色仕掛けで進めていったミッションも完了まであと一息… みたいな感じですかね。そこに著者レン・デイトンのとぼけ顔の写真を挟んでるところ、抜けが利いてて最高。デザインも素晴らしい!

(一番端のカメラ?起爆装置?みたいな機械、コレもまたそそります!初期007の何が面白かったかって、Qが作るスパイグッズあれこれとか、扉に髪の毛貼付けて侵入者チェックしたりするスパイ工作ですから!クレイグボンドさん&ベンQは十分素敵だし面白いけど、もう少しワクワクするようなスパイツールが登場してくれると良いんだけどな。12月楽しみ。)

UK 60年代の雑誌:Town MagazineとTom Wolsey

eBayに「TOWN」誌の1963年5月号が出品されてた!ずっと探してたやつ。
カバーアートワークはUKポップアートの第一人者、ピーター・ブレイク卿。アートディレクションはTom Wolsey。シビれるね、このカッコいい表紙!

Town magazine May 1963

コンディションはExcellentだけど、送料入れたら140ポンド、25000円くらい? オファーかけても送料タダがいいとこだろうし、もとよりこのお値段じゃ手も足も出ない。なのに何度も眺めてるうちに、表紙だって額に入れれば立派に楽しめるんじゃ?小さな作品買うつもりでどうよ?!って自分に説得かかってた。危ない危ない。
http://www.ebay.com/itm/-/380992109437?roken=cUgayN&soutkn=HCHIht
 


 
TOWN Magazineは50年代からある男性カルチャー誌で、60年中頃〜70年代始め頃の無駄を削いだデザインが特にカッコいい。そのアートディレクターがTom Wolsey。

下は1964年1月号のクリスマス特集。パティ・ボイドのお相手は「イプクレス・ファイル」等スパイ小説の作家レン・デイトン。覗き穴のような円の中のパティちゃんはこっそりウインクしていて何かを企んでるようにも見える。ロマンチックなミステリー小説の1シーンみたいないい表紙。

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Tom Wolseyは60年代に大活躍したアート&エディトリアルのディレクター。コントラストが強い大胆なデザインやタイポグラフィーがとても好み。このセンシュアルなマリー・クワントの広告もウルジー。60sUKの雑誌を見ていてカッコいいデザインだなと思うとトム・ウルジーだったりする。もしデザイン集などお見かけしたらご一報くださると嬉しいです。

Tom Wolsey

Mary Quant - Tom Wolsey