デヴィッド・ボウイ大回顧展「DAVID BOWIE is」-2

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「DAVID BOWIE is」のあるコーナーにUKポップアート作家エドゥアルド・パオロッツィEduardo Paolozziやアラン・オルドリッジ Alan Aldridgeの作品があった。それだけで「来て良かった感」5割増だったのだけど、ウォーホルの映画ポスターで有名なオルドリッジの「チェルシー・ガールズ」、これがダリの作品から影響を受けていたと知って思わず変な声が出そうになってしまった…!

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サルバドール・ダリの「Drawers of Memory」(1965)。横坐りするトルソーの体が引き出しになっている不思議な絵は、チェルシーガールズほど寓意に満ちた禍々しさはないものの、薄暗い影のある感覚は確かに似てる。展示ではJ.G.バラードの小説のカバーアートとして展示されてた。

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小説表紙だからオルドリッジの目に触れた?その辺は説明が全く無いから今のところ不明。(ボウイともどういう関係で展示されてたのか記憶が曖昧で、展覧会目録買わずに帰ってきてしまったのを激しく後悔中…)

ただ、帰宅後調べて見たら、バラードの短編集「残虐行為展覧会」も翻訳版は違う表紙になっていたけど、その原題「Atrocity Exhibition」はジョイ・ディヴィジョンの曲名だったと知っちゃ読まないわけには。「チェルシー・ガールズ」だって初めて知ったのはFeltの2ndアルバムだった。好きなものがどんどん繋がっていく興奮って最高。次回ボウイ展行った時もこういう発見がありそうでワクワクしてる。