「ヨコハマの輸出工芸展」協力参加のお知らせ

ヴェラ・ニューマン ファンブックVol.3を作るきっかけになった横浜スカーフですが、この度、その数万点にも及ぶアーカイブを保存している横浜市歴史博物館の企画展に微力ですがご協力することになりました。

横浜では幕末期の開港とともに、文字通り「港を開く」ことによって海外との貿易はもちろん、それにともなったさまざまな文化の往来がはじまり、その時代のニーズに合わせた商品が輸出されてきました。
本展示では、横浜から海外へ向けて輸出された工芸品の中から、横浜眞葛焼、横浜芝山漆器、横浜彫刻家具、横浜輸出スカーフの4つをとりあげ、「横浜発、世界へ」と渡った品々とともにその歴史の一端を概観します。

この「横浜輸出スカーフ」の中に私が所有しているスカーフがありまして、それがご縁となりました。そして会期中、横浜市歴史博物館のショップで拙著ヴェラ本のVol.2、「ヴェラ・ニューマン ヴィンテージコレクション1950s-1970s」を販売して頂けることになりました!

スカーフについている小さなタグにあったMade in Japanの文字から、このような展開に広がってワクワクしますし、ほんの少しヴェラニューマン展の開催に近づけたかも!ととても嬉しく思っています。

スカーフ展示は数点とのことですが、それ以外にも「横浜眞葛焼」(よこはままくずやき)というやきものや漆器なども展示されます。横浜に窯があったのは今回初めて知りました。漆器も家具も立体的な造作が美しくされていて海外で人気が出そうな工芸品だと思いました。皆さま、お近くへお出かけの際はぜひお寄りください。

企画展ヨコハマの輸出工芸展

なお、ヴェラ本のVol.2「ヴェラ・ニューマン ヴィンテージコレクション1950s-1970s」、横浜スカーフについて書いたVol.3「ヴェラ・ニューマン ファンブック3「特集:野生のヴェラ at ヨコハマ」はオンラインショップBOOTHでも頒布中です。

>> kiet6のBOOTH SHOPはこちら

滝口由紀江著:ヴェラ・ニューマン ファンブック 〜1950〜70年代のアメリカを彩ったテキスタイルデザイン
滝口由紀江著:ヴェラ・ニューマン ファンブック3「特集:野生のヴェラ at ヨコハマ」

Janice Wainwright ピーコック柄のブラウス

Janice Wainwright

今年はTシャツ&デニムばかりで、ほとんど服を買わない年だったけれど、その代わり見つけたものはすごく気に入ってる。これはイギリスのJanice Wainwrightというデザイナーのもの。ジャニス・ウェインライトと読むのかな、60年代後半から活躍した人で、まるで絵を描くように刺繍が施されている服が多い。これも裾から胸元にかけてのクジャクの刺繍が「らしくて」とっても素敵。

janice wainwright

「Janice Wainwright at Forty Seven Poland Street」とショップの地名も入ってるタグなので1970-74年にデザインされた服だと思う(その後は名前だけになってしまう)。

Sugar&Sonのポップアップショップで衝動買い。菅原さんありがとうございました。

todd rundgren Hello it's me

(孔雀の羽見るとトッド思い出すんだけど、来日時に着ていくのどうかなー♡)

兼高かおる 世界の旅

買ったものではないけれど、8本目は今年観たTV番組でかなりテンション上がった「兼高かおる世界の旅」を。

一昨年録画して、そのうちきちんと感想あげようと思っていたのをようやく完遂。多分この頃の英国情報で、お城でもビッグベンでもないロンドンをTV放映したのって、これが初めてなんじゃないかと思う。

途中フォロイーさんから「兼高かおる 世界の旅にフィル・スペクターが登場した記憶がある、と聞いたことがある」という情報も流れてきたりして相当盛り上がった(わたしが)(一人で)

Mods Maydayの前にTwitterに流したのを転載します。

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1968年、おそらく日本で最初にスウィンギング・ロンドンのレポートをしたと思われる番組「兼高かおる世界の旅」で、明日への気分盛り上げましょう。これはマリクワで試着する兼高さん。通常より「へえ」とか「なるほど…」の回数が多い芥川さんが微笑ましい回です。(1/7) #モッズメイデイは今週末

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(画面にはCM撮影中の水着女性)
芥:あれっ、こりゃ大変だ
兼高:ふっふっふ笑)これでもロンドンの道なんですのよ
芥:なーるほどねえ、これは驚いたなあ。

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兼高:こちらはカーナビーストリーツと言いましてね、若い世代の奇をてらったような人たちが集まる道なんです。お店の外にもいろいろとサイケ調の色を塗ったりしましてね。
芥川:あー(感心したように)カーナビーですか、日本にもカーナビー、グループサウンズがありましたね。

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兼高:こちらがカーナビーストリートから若い世代が引っ越してきたキングスロードなんですの
芥川:あ、すごいミニだなこれ
兼高:この頃では外国人がロンドンに来てまず身につけるのはこの超ミニスカートなんですのよ
芥川:結構なことですね!

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(ミニスカートが流行った理由)
兼:メリー・クワント、この人がロンドンにミニスカートを流行らせた人なんです。そのミニスカートがなぜ流行ったかといいますと、長さによって税金がつくわけ。ところが英国の政府もさるものでしてね、免税の長さをもっと縮めたわけ(笑)
芥:なるほどなるほど。

兼高:ところが今や短いのに慣れてますからね このメリー・クワンツのお店なんかはそろそろ長めにしてきたんですけれども
芥川:どんどん先へ先へとね。しかしまだまだお嬢さんたちは短いのがお好きなようで
兼高:まして今度の税金の話がありますから。もっと短くなるかもしれませんね笑

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兼:こちらがWAY INというお店なんです
芥:非常に新しいルックのお店なわけですね
兼:ウルトラモダンはここでという
兼:カツラにこめかみに髭…これじゃ親が見てもわからないことになりますでしょ
芥:要するに遊びに行ったりなんかするのにも自分を変えてみたりそういう楽しみなわけね笑笑

Unknown

以上、芥川さんのコメントのように、明日のMods Maydayは自分を変えてみたりお洒落してみたりして楽しみましょう(無理やりのオチ)

ちなみにこの番組はamazonのTBSオンデマンドで観ることができます。#415「おしゃれ今昔」です。どうぞお楽しみあれ。
兼高かおる世界の旅 【TBSオンデマンド】
シーズン1

Twitter 2018/5/18

デヴィッド・ベイリー写真展「Bailey’s Icons」

デヴィッド・ベイリーの写真展が来週末から始まるなんて知りませんでした。(びっくりしすぎて変な声出ました…)

2014年にナショナル・ポートレイト・ギャラリーでやっていた盛大な展覧会「Bailey’s Stardust」の時はInstaに続々上がってくる写真を指咥えて見てただけなので本当に嬉しい!!

私としては、ネットで最も賞賛されてた(と思う)マイケル・ケインのこの超巨大美麗ショットや、ベイリーの撮影風景(だって映画「欲望」のモデルなのだし!)、シュリンプトンやヴェルーシュカ、ペネロペ・ツリー、数え切れないくらいの伝説的なファッションシュートが見たいけれど、レノン/マッカートニーやストーンズのわかりやすい写真になるのかな。。

マイケル・ケイン-デヴィッド・ベイリー

David Bailey by Terry O’Neill, 1965

でもベイリー日本初の個展を開催してくれるのだから文句言ってはバチが当たるね!
大感謝!ありがとうポール・スミス ギャラリー!

「Bailey’s Icons」
会期: 2017年3月25日(土)~5月10日(水)
Paul Smith SPACE GALLERY
東京都渋谷区神宮前5-46-14 3F
TEL: 03-5766-1788
月~金 12:00~20:00/土日祝 11:00~20:00
不定水休

Catherine Deneuve with David Bailey
妻、カトリーヌ・ドヌーヴと。若くて美しいカップル。

David Bailey and Penelope Tree, London, 1965
モテというよりタラシな感じが(いや、実際そうなんだと思う)すごく好き笑

Veruschka Von Lehndorff & David Bailey, 1961.
↑この61年のベルーシュカとの写真が
↓ 66年映画「欲望」のイメージになり…
映画「欲望」Blow up

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↑この65年にベイリーがVogueのために撮ったmoyra swanのタイツ写真が
↓ 85年にカウントダウンのコンピになって、そして私はネオモッズ沼にハマったのでした…
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New shoes day

Giro Empire サイクリングシューズ

やっと届きました!Giroのビンディングシューズ!
この白がなかなか無くて半分諦めてたところ(国内各ショップは黒のみ)、シーズンが変わったせいかネットにぽつりぽつりと出てきたので即凸しました。この写真じゃわからないけど、ロゴがタマムシ色で超可愛いです。早く手を治してロードバイク乗りたい。

それはそうと、他のメーカーにも白いシューズはあるのです。Giroにこだわったわけはこの写真。

Giroがウィゴのレース用に用意したシューズ。リキテンスタインのWHAAM!、ポール・ウェラーのギターにもペイントされてたやつ。(ウェラー大好きのウィゴのためのスペシャルシューズだそうで、ツアーオブカリフォルニアで履いてたのが映った時は思わずTV写真撮ってしまった)

yukieさん(@kiet6)がシェアした投稿

これはカッコええわーと思っていたら、どうやらロードバイク用シューズにペイントして楽しむカルチャーがあることを知りました。スケーターがキャンバスVANSにマジックでペイントするのは見たことあったけど、バイク用シューズでこんなに盛んとは。決して安くはないビンディングシューズに描いてしまう潔さもシビれるけど、それも納得のこのクオリティ!

Velo Kicksさん(@velokicks)がシェアした投稿

これをやるにはなるべくシンプルな白がいい!Giro良さそう!ということでずっと探してたサイクリングシューズ、手に入って嬉しい。しばらく履いたらペイントするつもり。楽しみです。