今年出会ったVera

ヴェラ・ニューマン/ベラ・ニューマン

今年もいい感じのVera Neumannに出会えたので数着お迎えしました。
特にこのバラと花瓶のブラウス。スカーフやテーブルマットではたまに見かける柄なのだけど、ブラウスを見たのは初めて。シルクでコンディションも悪くなかったので即決しました。

この柄でポリやコットンだと野暮ったくなりそうだけど、薄い絹なのでどぎつくも無く軽やかだし、てんとう虫が肩や裾にチラチラ飛んでいてとても可愛い。丈が短いので着方が難しそうだけど、綺麗な色のサブリナパンツとか合わせてみたい。

ヴェラ・ニューマンの服の蒐集歴はそこそこ長いと思うけど、まだ見たことのないプリントが次から次へと出てくるから面白い。来年も素敵なヴェラに出会えますよーにと願うばかりです。

兼高かおる 世界の旅

買ったものではないけれど、8本目は今年観たTV番組でかなりテンション上がった「兼高かおる世界の旅」を。

一昨年録画して、そのうちきちんと感想あげようと思っていたのをようやく完遂。多分この頃の英国情報で、お城でもビッグベンでもないロンドンをTV放映したのって、これが初めてなんじゃないかと思う。

途中フォロイーさんから「兼高かおる 世界の旅にフィル・スペクターが登場した記憶がある、と聞いたことがある」という情報も流れてきたりして相当盛り上がった(わたしが)(一人で)

Mods Maydayの前にTwitterに流したのを転載します。

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1968年、おそらく日本で最初にスウィンギング・ロンドンのレポートをしたと思われる番組「兼高かおる世界の旅」で、明日への気分盛り上げましょう。これはマリクワで試着する兼高さん。通常より「へえ」とか「なるほど…」の回数が多い芥川さんが微笑ましい回です。(1/7) #モッズメイデイは今週末

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(画面にはCM撮影中の水着女性)
芥:あれっ、こりゃ大変だ
兼高:ふっふっふ笑)これでもロンドンの道なんですのよ
芥:なーるほどねえ、これは驚いたなあ。

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兼高:こちらはカーナビーストリーツと言いましてね、若い世代の奇をてらったような人たちが集まる道なんです。お店の外にもいろいろとサイケ調の色を塗ったりしましてね。
芥川:あー(感心したように)カーナビーですか、日本にもカーナビー、グループサウンズがありましたね。

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兼高:こちらがカーナビーストリートから若い世代が引っ越してきたキングスロードなんですの
芥川:あ、すごいミニだなこれ
兼高:この頃では外国人がロンドンに来てまず身につけるのはこの超ミニスカートなんですのよ
芥川:結構なことですね!

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(ミニスカートが流行った理由)
兼:メリー・クワント、この人がロンドンにミニスカートを流行らせた人なんです。そのミニスカートがなぜ流行ったかといいますと、長さによって税金がつくわけ。ところが英国の政府もさるものでしてね、免税の長さをもっと縮めたわけ(笑)
芥:なるほどなるほど。

兼高:ところが今や短いのに慣れてますからね このメリー・クワンツのお店なんかはそろそろ長めにしてきたんですけれども
芥川:どんどん先へ先へとね。しかしまだまだお嬢さんたちは短いのがお好きなようで
兼高:まして今度の税金の話がありますから。もっと短くなるかもしれませんね笑

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兼:こちらがWAY INというお店なんです
芥:非常に新しいルックのお店なわけですね
兼:ウルトラモダンはここでという
兼:カツラにこめかみに髭…これじゃ親が見てもわからないことになりますでしょ
芥:要するに遊びに行ったりなんかするのにも自分を変えてみたりそういう楽しみなわけね笑笑

Unknown

以上、芥川さんのコメントのように、明日のMods Maydayは自分を変えてみたりお洒落してみたりして楽しみましょう(無理やりのオチ)

ちなみにこの番組はamazonのTBSオンデマンドで観ることができます。#415「おしゃれ今昔」です。どうぞお楽しみあれ。
兼高かおる世界の旅 【TBSオンデマンド】
シーズン1

Twitter 2018/5/18

デヴィッド・ベイリー写真展「Bailey’s Icons」

デヴィッド・ベイリーの写真展が来週末から始まるなんて知りませんでした。(びっくりしすぎて変な声出ました…)

2014年にナショナル・ポートレイト・ギャラリーでやっていた盛大な展覧会「Bailey’s Stardust」の時はInstaに続々上がってくる写真を指咥えて見てただけなので本当に嬉しい!!

私としては、ネットで最も賞賛されてた(と思う)マイケル・ケインのこの超巨大美麗ショットや、ベイリーの撮影風景(だって映画「欲望」のモデルなのだし!)、シュリンプトンやヴェルーシュカ、ペネロペ・ツリー、数え切れないくらいの伝説的なファッションシュートが見たいけれど、レノン/マッカートニーやストーンズのわかりやすい写真になるのかな。。

マイケル・ケイン-デヴィッド・ベイリー

David Bailey by Terry O’Neill, 1965

でもベイリー日本初の個展を開催してくれるのだから文句言ってはバチが当たるね!
大感謝!ありがとうポール・スミス ギャラリー!

「Bailey’s Icons」
会期: 2017年3月25日(土)~5月10日(水)
Paul Smith SPACE GALLERY
東京都渋谷区神宮前5-46-14 3F
TEL: 03-5766-1788
月~金 12:00~20:00/土日祝 11:00~20:00
不定水休

Catherine Deneuve with David Bailey
妻、カトリーヌ・ドヌーヴと。若くて美しいカップル。

David Bailey and Penelope Tree, London, 1965
モテというよりタラシな感じが(いや、実際そうなんだと思う)すごく好き笑

Veruschka Von Lehndorff & David Bailey, 1961.
↑この61年のベルーシュカとの写真が
↓ 66年映画「欲望」のイメージになり…
映画「欲望」Blow up

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↑この65年にベイリーがVogueのために撮ったmoyra swanのタイツ写真が
↓ 85年にカウントダウンのコンピになって、そして私はネオモッズ沼にハマったのでした…
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【Vera】トルソー到着

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トルソーが届いたので試着させてみた。
基本的に自分が着る、着たいものを集めているので、幾何柄が多め、コントラストは強いけど落ちついた色目のものが多い。なので、明るい色柄のヴェラを持っている方はぜひ着てきてほしいなと思う。

ヴェラ展まであと8日!週末はアイロン掛け50枚と冊子用の写真撮り。時間が無い!晴れて!

【Vera】ヴェラの縫製

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時間を見つけては、展示用の服にアイロンをかけたりほつれを直したり始めています。これは60-70年代ヴェラのブラウスの裾です。

基本的にヴェラの服はお手頃でカジュアルな普段着なので、縫製やパターンは単純で見る所が無い(笑)のですが、たまにこういった凝ったパターンのものがあって見つけた時には嬉しいものです。こういったヘム処理は60-70年代に同じくプリントもので人気のあったUSのブランドMr. Dinoなどでもよく見られますが、ヴェラのはちょっと中心線がズレたりしていて、それもまたご愛嬌といったところかなと思っています。

 

MrDINO

これは襟回りと裾が凝ったカットになっているMr. Dinoのブラウス(※Webの拾い物写真です)いつか着てみたいと思いながら早幾年…。